関連記事
生後10ヶ月から11ヶ月未満の赤ちゃんは、ほとんどの子がつかまり立ちを始めます。
つたい歩きをしたり、中には歩けるようになる子も。
手先も器用になり、色々なものをつかんだり投げたりできるようになります。
喃語も増えて、コミュニケーションがとりやすくなってきます。
後追いや嫌なことがあると泣くなど、自己主張もどんどん強くなり育児が大変に感じることも増える時期。
1歳のお誕生日のことを考え始めるママも多いんではないでしょうか?
生後10ヶ月から11ヶ月未満の赤ちゃんの成長や悩み、遊び方などを紹介したいと思います。
生後10ヶ月から11ヶ月未満の身長・体重・胸囲・頭囲
最新版の平成22年調査の厚生労働省の成長曲線によると、生後10ヶ月から11ヶ月未満の赤ちゃんの体重や身長・胸囲や頭囲の目安はこのようになっています。
男の子
身長:68.4cm~77.4cm
体重:7.34kg~10.59kg
胸囲:42.1cm~49.6cm
頭囲:42.9cm~47.9cm
女の子
身長:66.5cm~75.6cm
体重:6.86kg~10.06kg
胸囲:40.9cm~48.2cm
頭囲:41.7cm~46.6cm
ほとんどの赤ちゃんがつかまり立ちを始めたり、ハイハイで移動するなど運動量がかなり増えてきます。
今まで赤ちゃんらしいふっくらと丸みを帯びた体系から、スリムな幼児体系へとどんどん変化していく時期。
運動量が増えるので、体重の増加はすごく少なくなります。
平均的に1ヶ月で100グラムから200グラム前後しか増えません。
成長には個人差があり、ほとんど体重が増えない赤ちゃんもいます。
元気で離乳食もちゃんと食べているようなら心配はいらないでしょう。
つかまり立ちが始まったら、おむつをテープタイプからパンツタイプにすると、穿いたり脱いだりが楽。
《発達と成長》生後10ヶ月から11ヶ月未満の赤ちゃん
つたい歩き
生後10ヶ月から11ヶ月になると約90%の赤ちゃんがつかまり立ちを始めます。
そして、つかまり立ちが慣れてくると、つたい歩きをするように。
つたい歩きをしているうちに、だんだん一人で歩けるようになります。
1、2歩なら歩ける赤ちゃんも出てくる時期。
つたい歩きから歩き始めるときも、転倒が多くなるので机の角などにぶつからないよう注意しましょう。
転倒が怖いからと言って、転倒防止用のヘルメットまでつける必要はありません。
ヘルメット重さなどでバランスをとるのも難しくなりますし。
柔らかいマットやラグを敷いたり、角をカバーで覆うなど安全な部屋になるよう意識すると良いと思います。
うちの娘は、このころ一人で立つことができるようになり、それから二週間後に2歩あるけるようになりました。
手先
生後10ヶ月から11ヶ月未満になると手先がかなり器用になってきます。
ボールをつかんだり、投げたりもできるように。
引き出しのつまみを引っ張って開けることもできるようになります。
赤ちゃんは引き出しを引っ張ってものを出すのが大好き。
部屋がすごく散らかります。
ティッシュペーパーを引っ張り出すのも大好き。
だからと言って注意をして引き出しを開けさせないようにするのは無理。
赤ちゃんのやりたいようにさせるのも発達には大事です。
無理やり引き出しを開かなくしたり、やめさせるのはやめましょう。
引き出しの中身を洋服など安全なものに変えて、好きなだけ引き出しを引っ張って遊ばせるのがおすすめ。
ボールペンやはさみなど危ないものは手の届かない場所に移動しましょう。
赤ちゃんにとっては引き出しを開けて中身を出すのも勉強。
引き出しを引っ張ると開くことを理解たり、引き出しを引っ張る筋力もついてきたってすごい成長。
一歳半頃には引き出しを開けてものを出したりする行為も徐々におさまっていきます。
しばらくの我慢。
うちもこの時期は扉のないカラーボックスは全部中身が出されるので、からっぽにして、手の届く引き出しにはおもちゃやベビー服など安全なものを入れるように変えました。
身長が伸びてくると、少し高い引き出しや棚のものも取れるようになるので、今のうちから対策しておくと良いでしょう。
後追い
ママが見えないと泣いてしまう後追いをする子も増えてきます。
後追いするって事は、信頼関係がちゃんとできている証拠。
大好きなママがいないと不安になっちゃうんです。
でも、後追いは一時的なもの。
ちゃんとママの姿が見えなくなっても、戻って来ることが理解できるようになると後追いがおさまります。
赤ちゃんを安心させるためにも、後追いが始まったら、
「トイレに行ってくるね」
「すぐに戻るからね」
「ちょっと待っててね」
など声をかけて赤ちゃんの側を離れるようにしましょう。
後追いの時期も個人差があります。
1歳半で後追いが始まったり、そのまま後追いせずに成長する子も。
後追いが始まらないからと言って心配する必要はありません。
真似をする
生後10ヶ月から11ヶ月になると、脳も発達して真似ができるようになります。
手をたたくと一緒にパチパチ真似をしてたたくように。
食事の時は「いただきます」や「ごちそうさま」の時に手を合わせるのを見せるようにすると、自然と真似をしてできるようになってきます。
赤ちゃんは、ママやパパの真似をして色々なことを覚えていくので、赤ちゃんが真似することを意識して、真似をされると困るようなことはしないようにしましょう。
言葉
パパやママなどの言葉はもちろん、「ダメ」や「ナイナイ」「まってて」など色々な言葉が理解できるようになってきます。
生後10ヶ月から11ヶ月は、ティッシュペーパーを出したり、いたずらも増えて、「ダメ」と叱ることも多くなる時期。
ついつい叱る言葉が多くなりがちですが、どんどん言葉を理解していく時期なので、「すごいね」や「えらいね」などポジティブな、ほめる言葉もどんどんかけてあげるようにしましょう。
もちろん、危険なことはしっかりと強い口調で注意することも必要。
まだ喋ることはできませんが、喃語も増えてきます。
いうことを聞くか聞かないかは別にして、パパやママが思っている以上に言葉の意味を理解しています。
なので、「まだ言葉がわからないしいいや」なんて思わず、たくさん赤ちゃんに話しかけましょう。
たくさん話しかけることで、言葉をどんどん理解できるようになります。
でも、本当不思議ですよね。
喋れなくて言葉で伝えることのできない赤ちゃんですが、一緒にいると表情やしぐさなどで、お互いの気持ちや考えが伝わるんですもん。
言葉はなくても気持ちは伝わるんだなと。
自己主張が強くなる
嫌なことがあると泣いたり、自分の感情を表現するようになってきます。
公園や児童館へ遊びに行っても、帰りたくないと泣いたり。
お風呂が嫌、おむつ替えが嫌、食べたくないと暴れて泣き出すことも。
イヤイヤと泣かれると本当困ってしまいます。
でも、赤ちゃんにとって何で帰らなきゃいけないのか、お風呂に入らなきゃいけないのか、おむつを変えなきゃいけないのか、理由を理解することができません。
理由がわからないから、やりたいことを止められたりすると嫌で泣いてしまうんです。
大人のように、ごはんの時間だからごはんを食べるとか、汚れたからお風呂に入らなきゃいけないとか、そんな理屈はわかりません。
赤ちゃんにとってはすべて理不尽なこと。
大人でも理由なく注意されたり、怒られたら嫌だし怒りますよね。
そんな赤ちゃんの気持ちを理解しつつ、イヤイヤを乗り越えましょう。
《離乳食》生後10ヶ月から11ヶ月未満の赤ちゃん
離乳食が順調に進み、3回食に増える赤ちゃんが多くなってくる時期。
生後10ヶ月から11ヶ月未満の離乳食はまだまだ薄味を心がけて。
この時期の離乳食はバナナぐらいの歯茎でつぶせる固さ。
食べられる食材も増えて、大人の料理を取り分けて与えることもできます。
特に、肉じゃがなどの煮物を味付け前に取り分けるのがおすすめ。
離乳食用に取り分けた肉じゃがは、ベビー用の出汁やスープの素で味付けすると簡単。
この時期の赤ちゃんは鉄分が不足しがち。
鉄分が不足すると貧血になる可能性があります。
なので、レバーやほうれん草、納豆など鉄分を多く含む食材をどんどん取り入れましょう。
大人の料理を取り分けるときは少し注意が必要。
味が濃かったり、油分が多いと消化機能が未熟な赤ちゃんはお腹を壊してしまうことがあります。
濃い味の食事を取り分けるときは、お湯であらって塩分や油分を減らしてあげるようにしましょう。
手作りの離乳食は、直中毒の危険もあるので、外出の時は、市販のベビーフードを持っていくと安心。
特に夏場は外食でも、O-157などの食中毒が起きる事件もありました。
食中毒を防ぐには、ベビーフードがおすすめです。
生後10ヶ月から11ヶ月の赤ちゃんは、嫌いな食べ物を食べてくれないこともよくあります。
食べてくれない食材も、しばらく日を置いて出すと食べることもあります。
食べてくれないと離乳食の栄養バランスが気になりますが、それよりも今は楽しく食事をすることが大事。
あまり無理をしすぎず、食事を楽しむと良いでしょう。
自分で食べたがり、洋服やテーブルを汚したりと、食事を食べさせるのが大変な時期ですが、順調に成長している証拠なので温かく見守りましょう。
《おもちゃ・遊び》生後10ヶ月から11ヶ月未満の赤ちゃん
つかまり立ちや伝い歩きができたりと、運動能力がかなり発達してきます。
この時期におすすめしたいおもちゃは「ジャングルジム」。
まだ、小さいので公園の遊具は大きくてサイズ的に遊ぶのが難しいですが、家庭用のジャングルジムは小さめで生後10ヶ月から11ヶ月でも遊ぶことができます。
ジャングルジムをつかんでつかまり立ちしたり、支えながら滑り台を滑らせたり。
ブランコもベルトがついているので落下の心配もないし。
わが家も家庭用のジャングルジムを購入しましたが、家でも思いっ切り体を使うことができて、運動能力も発達するので購入して良かったなと思います。
現在2歳ですが、鉄棒にもなるしまだまだ長く使えそうです。
伝い歩きが始まったら、両手をもって歩く練習をするのも良いと思います。
赤ちゃんも歩くのが楽しいのですごく喜んでくれます。
絵本にも興味が出てきて、赤ちゃん用の短いお話なら楽しんで聞くことができるようになります。
うちでは、ちゃれんじベビーで届く絵本を読み聞かせしていましたが、「いないない」や「ころころころりんこ」の絵本が好きで何度も繰り返し読まされていました。
本屋さんに行って赤ちゃんと一緒にお気に入りの絵本を探してみてはいかがでしょうか?
「しましまぐるぐる」もカラフルで赤ちゃんが喜ぶと大人気の絵本でおすすめ。
マジックテープがついたおもちゃがついていて、楽しく読んだり遊んだりできました。
絵本を読むときは、絵本に出てくる動物の真似をしたり、大げさに読むなど劇団員になりきってオーバーリアクションで読むと赤ちゃんが喜ぶのでやってみて。
おすすめの記事はこちら
《最新》ベビー服・グッズの画期的な保管方法!収納が狭くてもOK