生後3ヶ月から生後4ヶ月未満のこの時期は、体つきもかなりしっかりとしてきます。
首がすわる赤ちゃんも多く、抱っこの時の安定感が格段にアップ。
生まれた時は抱っこすると壊れそうなぐらいふわふわだった赤ちゃんも、ずっしりとした抱き心地に。
赤ちゃんのお世話が少し楽になったと感じるママも多いみたい。
そして、初めての予防接種や100日祝い、お食い初めをする時期でもあります。
生後3ヶ月から4ヶ月未満の赤ちゃんの成長や悩み、おすすめのおもちゃなどを紹介したいと思います。
【成長曲線】生後3ヶ月から4ヶ月未満の身長・体重・胸囲・頭囲
最新版の平成22年調査の厚生労働省の成長曲線によると、生後3ヶ月~生後4ヶ月未満の赤ちゃんの体重や身長・胸囲や頭囲の目安はこのようになっています。
男の子
身長:57.5cm~66.1cm
体重:5.12kg~8.07kg
胸囲:37.8cm~45.7cm
頭囲:38.6cm~43.7cm
女の子
身長:56.0cm~64.5cm
体重:4.84kg~7.53kg
胸囲:36.8cm~44.2cm
頭囲:37.5cm~42.5cm
生後3ヶ月から4ヶ月未満のこの時期は、出生時に比べると身長が約10cm前後伸びます。
体重は生まれた時の倍以上に!
赤ちゃんの成長ってすごいですよね。
体重が短期間に倍になるって、大人じゃ考えられないですもん。
急激なスピードで成長をした赤ちゃんですが、今後は緩やかなペースで発達していきます。
成長には個人差が大きいので、平均的な数字から多少ずれていても大丈夫。
あまり神経質にならず、赤ちゃんの成長を見守りましょう。
【授乳間隔】生後3ヶ月~4ヶ月未満
母乳の場合
母乳の量も安定してきて、赤ちゃんが一度でたくさん母乳を飲めるようになってきます。
一度に飲める量が増えるので、満腹感や疲労から授乳後すぐに寝てしまう赤ちゃんも。
赤ちゃんにとっては、母乳を飲むのも結構疲れるんです。
寝る前に授乳をすれば、夜中に1回程度の授乳で朝まで寝てくれる子も増えてくる時期。
日中にたくさん母乳飲むようになれば、だんだんと夜中に授乳しなくても大丈夫になってきます。
この頃の授乳間隔は大体3時間~5時間。
一日の授乳回数は5回から8回が平均的と言われています。
生後3~4ヶ月未満の時期は、赤ちゃんによっては母乳を飲む量が急激に増え、母乳の量が足りない場合も出てきます。
授乳後1時間前後で泣き出して、母乳を欲しがる場合は母乳の量が足りていないかも。
そんな時は授乳後にミルクを足すようにしましょう。
授乳後でもミルクをごくごく飲むようなら母乳が足りていない証拠。
母乳が足りずお腹が空いたままだとかわいそうなので、ちゃんとお腹がいっぱいになるようにミルクの量を調節してみてください。
厚生労働省の調査でも、約半数のママがミルクを使って赤ちゃんを育てています。
完全母乳で育てたいと思っている人も多いと思いますが、あまり母乳にこだわりすぎず、場合によってはミルクも取り入れてみてはいかがでしょうか?
母乳でもミルクでも、赤ちゃんが健康で元気なのが一番。
完全母乳にこだわって赤ちゃんのお腹がいっぱいにならない方がかわいそう。
どうしても完全母乳で育てたいなら、マッサージをしたり、母乳の量を増やすハーブティーを飲むようにすると良いでしょう。
ミルクの場合
生後3~4ヶ月未満の赤ちゃんのミルクの量は大体1回で200ml前後。
授乳間隔1日5回が目安となります。
ミルクの場合は大体5時間前後、授乳の間隔があくようになってきます。
母乳のあとにミルクをあげる場合は、ほとんど母乳が飲めていない場合を除いて、1回で200ml飲ませる必要はありません。
1回の量を母乳を飲んだ量に応じてミルクの量を調節しましょう。
母乳多めで育てていきたいなら、ミルクを足しすぎると次の授乳まで時間があいてしまい、母乳を飲む回数や量が減ってしまうので、ミルクを足しすぎないように。
母乳に比べて、ミルクだと消化が遅く腹持ちが良いので、寝る前にミルクを飲んだら朝まで寝てくれる赤ちゃんも増えてきます。
私の場合
振り返るとこの時期が一番育児が楽だったと感じました。
夜も5時間前後はまとまって眠れるようになってきたし、母乳やミルクだけで離乳食もまだ用意しなくて良いし。
あまり手がかからない時期かなと思います。
この時期の娘は、ミルクをあげて夜10時に寝かせ、夜中の3時に授乳。
夜中の授乳後もすぐに眠りにつくことができ、朝6時まで寝てくれるようになりました。
【発達や成長】3ヶ月~4ヶ月未満
- 首がすわる
- よく笑う
- 声に反応する
- 寝返りの兆候が
首がすわる
平均生後3ヶ月~4ヶ月未満に首がすわります。
遅い子だと5ヶ月頃に首がすわる子も。
首がすわるとおんぶをして家事をする事もできて、少し育児が楽になります。
おんぶすると赤ちゃんが泣くことなくお料理もできるし。
おんぶで料理などの家事をするときは、赤ちゃんの手足が抱っこひもから出ていることを忘れないように。
赤ちゃんの手や足をとドアに挟んだり、頭をぶつけてしまったり、気付かないうちに赤ちゃんが包丁や火に触れてしまうなど、思わぬ事故がおこる可能性があるのでおんぶでの家事は注意しながら行いましょう。
おんぶすると、大体の赤ちゃんが気持ちよくて寝てしまうので、おんぶで寝かしすぎないように。
お昼寝しすぎると、夜眠れなくなってしまいます。
首がすわるのが遅く心配な場合は、うつぶせに寝かせておもちゃで遊ぶなど、首の筋肉がつくようにするのがおすすめ。
体重が軽く、華奢な赤ちゃんの方が頭が軽いせいか首がすわるのが早いようです。
頭が大きく体の大きな赤ちゃんだと首がすわるのが遅い事も。
成長には個人差があるので、生後7ヶ月までに首がすわれば大丈夫。
厚生労働省の調査によると、生後6ヶ月から7ヶ月で約99.5%の赤ちゃんの首がすわるようになるので、生後7ヶ月を過ぎても首がすわらない場合は病院で相談すると良いでしょう。
よく笑う
この頃の赤ちゃんはすごく良く笑うようになります。
今までは笑顔だけだったのが、面白いと声を出して笑うように。
以前にも増してあやすのが楽しくなる時期。
みんなもご存じの「いないないばあ」をすると反応してくれるようになるのもこの時期。
うちの娘は「ぐーちょきぱーでぐーしょきぱーで何つくろう」の手遊びをすると喜んでくれたので、良くやってました。
笑い声も動画に撮っておくと、可愛くて良い思い出になるのでおすすめ。
声に反応する
生後3ヶ月~生後4ヶ月未満になると、聴力も発達します。
どの方向から音が聞こえるのかわかるように。
名前を呼ぶと呼ばれた方向を見るようになります。
寝返りの兆候が
寝返りが出来るようになるのは平均で生後4ヶ月から5ヶ月頃と言われています。
生後3ヶ月から生後4ヶ月未満の赤ちゃんはまだ寝返りができない子が多いと思いますが、寝返りの兆候がみられるように。
体をひねって寝返りしそうなポーズをするようになってきます。
そんな寝返りしそうなポーズをするようになったら、ソファーの上に寝かせたままや、高さのあるおむつ替えシートにおいたまま目を離さないように注意。
寝返りってある日突然できるようになります。
寝返りをして、落下しないように安全な場所に寝かせるようにしましょう。
お散歩
生後3ヶ月から4ヶ月未満の赤ちゃんは、目や耳などが発達してきます。
散歩に行くことで家では聞こえない、カラスやハトの鳴き声、噴水を見せてみたり赤ちゃんの目や耳をを刺激しましょう。
子育てセンターなどに通い、他の赤ちゃんや人と触れ合う機会を増やしておくと、人見知りや場所見知りが激しくならずにすむ場合があります。
積極的に外の世界に触れるようにすると、成長にも良い影響が。
散歩をする習慣をつけると、生活リズムも整いやすく夜も良く寝てくれるようになります。
毎日バラバラの時間に行動するより、午前中に散歩や子育てセンターに行って、帰ってきたら授乳して昼寝をするなど、ある程度時間を決めて生活をするのがおすすめ。
その方が、赤ちゃんの生活リズムも整いやすくなります。
【睡眠】3ヶ月~4ヶ月未満
昼寝て夜寝なかったり昼夜逆転だった生活も、昼と夜の区別がつき生活リズムもととのって来る時期。
朝起きて、夜寝る事が出来るように。
一日の平均睡眠時間は13~14時間前後。
睡眠時間にも個人差があるので、寝ない子もいればたくさん寝る赤ちゃんも。
この時期になると夜も4~5時間とまとまって寝てくれるようになってきます。
夜ちゃんと寝てもらうためには、長時間の日中のお昼寝や夕方にたくさん寝かさないように気を付けましょう。
お昼寝は午前中に1回、午後に1回、2時間~3時間ずつ取ると良いと思います。
夜眠れなくならないように、午後5時以降に長時間お昼寝させるのはやめましょう。
朝は朝日を浴びて、午前中にお散歩にいくようにするなど生活リズムを整えると、夜もたくさん寝てくれるようになります。
この時期に、寝るとき専用のブランケットなどを入眠グッズとして与えておくと、今後入眠グッズがあればすぐに寝てくれるようになり、寝かしつけが楽になるのでおすすめ。
うちの娘はしろたんのタオルがあれば、旅行先でもどこでもすぐに寝てくれます。
【おもちゃ】3ヶ月~4ヶ月未満
生後3ヶ月~4ヶ月未満の赤ちゃんにおすすめのおもちゃは、はがため。
これから始まる離乳食に向けて、噛むトレーニングをするのがおすすめ。
早い子だと歯が生え始める子もいます。
噛むトレーニングをしておくと、離乳食もスムーズに食べてくれると思います。
お食い初めで歯固めの儀式をするのもちょうどこの時期ですね。
歯が生える時期はかなり個人差があるので、生えるのが遅くても焦らなくて大丈夫。
うちの娘は1歳でやっと前歯が2本生えました。
月齢に合わせたおもちゃを探したり、買ったりするのが面倒な方はちゃれんじベビーがおすすめです。
私も娘が生まれてすぐに申し込んで今も受講していますが、歯固めのおもちゃや絵本など、発達に合わせたおもちゃが届くので気に入ってます。
育児に関する情報紙も付いてくるので、すごく参考になるし。
【予防接種での発熱】生後3ヶ月~4ヶ月
生後3~4ヶ月未満の赤ちゃんは予防接種で初めて熱が出るケースが多くみられます。
特に肺炎球菌の予防接種で発熱することが多い傾向が。
初めて赤ちゃんが発熱するとすごく戸惑いますよね。
娘も2回目の肺炎球菌の予防接種で38.5度の熱を出しました。
熱が辛いのか、機嫌も悪く眠れないようで、家でもずっと抱っこしながら脇などを冷やしました。
予防接種で熱が出ても、ちゃんとミルクや母乳などの水分が取れていて、ぐったりしてたり、いなければすぐに病院へ行かなくても大丈夫。
予防接種による副反応の熱なら、大体1日前後で下がります。
でも、すごくぐったりしていたり、ミルクも母乳も飲めない場合は脱水症状の恐れがあるので病院を受診した方が良いでしょう。
他にも、痙攣していたり、目の焦点がおかしい、嘔吐を繰り返すなど普段とは違う、心配な症状がある場合は病院へ行った方が安心です。
【イベント】生後3ヶ月から4ヶ月未満
生後3ヶ月~4ヶ月未満はちょうど、100日祝いやお食い初めをする時期。
面倒だからやらないって人もいますが、良い記念になるので私はやったほうが良いかなと。
お頭付きの鯛や歯固めの石を用意するのが面倒なら、写真館で写真を撮るだけでも良いと思います。
赤ちゃんの時期ってあっと言う間なので、可愛い姿をたくさん残しましょう。
私ももっとたくさん写真を撮っておけば良かったと後悔します。
特に、生後3ヶ月から4ヶ月未満のこの時期は、人見知りもなく良い表情の写真がたくさん撮れます。
新生児の時は目をなかなか開けてくれないし、なかなか笑わない。
今後は人見知りが始まり、笑顔の写真を撮るのが難しくなる場合も。
なので、この時期に写真館での記念撮影をしておくのがおすすめ。
私はスタジオアリスで100日祝いとお食い初めの写真を撮影しましたが、本当に撮って良かったと思います。
何度もスタジオアリスで写真を撮っていますが、この時期に撮った写真が一番良い笑顔でかわいく撮れているなと思います。
レストランや料亭でのお食い初めプランはお値段は高いですが、何も用意する必要がないのでらくちんです。
他にも自宅で簡単にお食い初めが出来るセットも販売されているので、私のような面倒くさがりな方には便利でおすすめ。
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